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台峯日乗108

 

1月6日小寒。

 

 暮れから正月にかけて北鎌倉も好天に恵まれ穏やかな日々であった。大晦日の晩は友人に誘われて浄智寺に除夜の鐘を撞かせていただきに行き、その足で円覚寺に初詣した。円覚寺でも鐘を撞かせていただいた、鐘は国宝だから滅多なことで撞けるわけではない、今年は新藤さんいいことあるわね!と友人に云われた、そうあって欲しい。

 

 ウィーンフィル・ニューイヤー・コンサートをテレビで観た。アンドリス・ネルソンスは数年前、ルツェルン・フェスティバルでマーラーの五番を聴いた、当欄にも書いた筈だ、最前列でアンドリスのお尻を見上げながら、トランペットソロもちゃんと聞こえなかったが音楽の海に溺れそうだった。4日は孫娘のシオに帽子を届けた(上写真)、昨年5月に生まれたシオはずいぶん大きくなっていた、昨秋、大船商店街でばったり会った友人が(大晦日の鐘撞きに誘ってくれた友人だが)ニットカフェに行っていると聞き、え、それじゃ俺もそこに行けば孫に帽子を編んであげられるかなぁと尋ねたら、大丈夫よ帽子くらい編めるわよと云うので、10月、11月、12月と三回ニットカフェに通い帽子を編んだ。初心者にしては目が揃って綺麗に編めましたねとトモ子先生に云われた。

 

 NHKオペラ・コンサートをテレビで観た(3日だったか4日だったか)。私が初めて(最初にして最後だが)NHKオペラ・コンサートに行ったのは昭和44年のことで、今年第63回とか司会のアナウンサーが云っていたから私が行ったのは第13回だったのだろう、当時は往復葉書を送って当選すれば招待券が送られてきた、私も母も往復葉書を送り二人とも当選したので一緒に行った。森正の指揮で会場は一橋の共立講堂だった。伊藤京子、菅原美智子(字が違っているかも知れない)、立川澄人、中村健(彼はまだ「新人」だった)、中山悌一(ほんとかな、中山悌一がまだ歌っていたか?思い違いではないか?いや、思い違いではないと思う、少なくともあの頃シューベルト全歌曲連続演奏会(東京文化会館小ホール)のどれかで中山悌一は聴いた)。

 

 私が日誌を付け始めたのが昭和44年の正月で1月3日の欄に「風寒、未明起床、日生GP、ロバ本番、午後NHKオペラ・コンサート、帰途紀伊國屋書店で本書(3年連用日記)を母に買ってもらう。」とあるから、その日は早朝に起きて日生劇場へ行き『王様の耳はロバは耳』のゲネプロ(舞台稽古)をしてから午前中に本番、午後からオペラ・コンサートに行ったらしい。

 

 昨年11月30日の朝カル講座『バウハウスのクレー』については前回詳細を書いたが、年末近く、今年4月、5月、6月の三回、連続講座をお願いしますとの依頼があった。ありがたい事である、有難いのは本気で勉強できるからだが、私はこれまでクレーについて商業出版の、つまり一般論のクレー紹介、クレーファンに気楽に読んで戴けるイージー・ブックを数冊書いただけで本格的なクレー論は書いていない。そこで連続講座の案内コピーを下記のように送った。

 

 

連続講座『クレーの芸術と生涯』

パウル・クレーは魅力的で奇妙な画家である。斬新な美術運動が激しく交錯する20世紀前半のヨーロッパでクレーは独自の道を拓いた。難解であると同時にとても親しみ深い印象を与える彼の芸術はいったい何処から来たのか、画家、音楽家、教育者、思想家、また良き生活者でもあったその生涯をたどりながらクレー芸術の真髄に迫る。

 

第一回『芭蕉・北斎・クレー』(4月11日)

クレー作品理解への鍵となる〈アイロニー〉の源流を日本の偉大な近代人、芭蕉と北斎の芸術に探りながら日本人が本来持っている〈諧謔〉のDNAを通してクレー作品を観る。

 

第二回『クレーの日記を読む』(5月9日)

18才から38才まで書き綴ったクレーの「日記」は、芸術家として成長する彼の心情と赤裸な告白に満ちている。自己を詩人として位置づけたクレーの青春賦を振りかえる。

 

第三回『クレーとハイデガー』(6月6日)

ドイツの哲学者ハイデガーが著作『芸術作品の根源』で述べている「芸術とは〈大地〉と〈世界〉の闘争である」とは何か?同時代人クレーが図解で示した同じような概念を手掛かりに、二人の共通点を分かりやすく解説。

 

 第一回第二回はプロットが出来ているので良いが、第三回は難渋するだろう、ただ昨年の講座でハイデガーの概念に触れた箇所があるので期せずして伏線になっていた。大学センター試験に挑む高校生に負けずにがんばるしかない。今年は講座の構成を元にしてちゃんとしたクレー論を書くことになるだろう。

 

 

 


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