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台峯日乗 93

Helmut Schmidt

ヘルムート・シュミットが死んだ、20世紀が終わったということだ。

 いまヘルムート・シュミットと云っても覚えている人は数少ないかも知れない、私は新聞を購読しないし滅多にテレビニュースも観ないから、日本で報道されているかどうか分からないが、無論、ヨーロッパのメディアはその死を大きく取りあげた。

 以前、シュミットのことはブログにも書いた、90才の誕生日を迎えた時の報道についてだったか、いや、もっと最近のことだったかも知れない、ヨーロッパからの帰りの飛行機で読んだ記事が面白くて(シュミットのことだが)その写真を掲載してブログ記事を書いた覚えがある。昨日、96才で亡くなった。100才まで生きると思っていたが、さして変わりはない、20世紀ヨーロッパのアイコンのひとつであった。1974年から82年まで西ドイツの首相を務めた。

 ハンブルグの貧しい労働者階級の家に生まれ、第一次世界大戦終結ひと月後、つまり1918年だが、少年期にヒットラーが政権に就くとヒットラー・ユーゲントに参加、第二次大戦末期イギリスに捕虜として捕まっていたとき、仲間の影響で社会民主主義に目覚めたらしい。現在のヨーロッパ通貨ユーロ(の元)を作ったのはシュミットであったし、戦後ドイツ経済復興の立役者であった。だが、そんなことはどうでも良い。昨日メルケル首相は記者会見で「彼は政治研究所そのものだった」とコメントした。

 私にとってシュミットの思い出はふたつある。シュミットに会ったことはない。ひとつは彼の喫煙とピアノ、そうだ思い出した、以前ブログに書いたのはそのことだった、好きなシガレットが製造中止になることを知った彼が何箱も(カートンではなくて大きな段ボール箱)買い占めたという記事を読んだからだ。記事を読みながら、モーツァルトの3台のピアノのためのコンチェルトを思い出していた。クリストフ・エッシェンバッハだったと思うが、かつてシュミットが3台目のピアノを弾いた。我が家の何処かにそのライブ録音CDがあるはずだ。ひゃ〜、西ドイツの首相はモーツァルトのコンチェルトを弾くんだ〜!と思ったものだ。

 もうひとつは、1970年代に私が長期滞在した北ドイツの村ヴォルプスヴェーデに、その後、先師種村季弘が滞在して、村の何かのイベントの開会式の折り、ヘルムート・シュミット(首相だったが)がやって来て、挨拶をしたことがあった。第二次大戦時の兵士のときヴォルプスヴェーデ駐屯部隊にいたので、という経緯だったらしいが、シュミットが俺のすぐ近くに立っていたよと、いささか興奮気味の葉書がタネさんから届いたのを覚えている。



 

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