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台峯日乗 78

エルベ川

夢のような旅であった。

写真は3月22日早朝、前夜夕食を取ったエルベ河畔コルンハウスまで散歩して撮影した。コルンハウスとは、バウハウスの建築家カール・フィガーが建てたエルベ川添いのロマンティックなレストランの名で、ここ数年しばらく改装工事のために閉じていたのだが、再開し、しかし残念ながら料理に質は落ちていた。いつのことか、ここで食べたシュパーゲル(白アスパラガス)が忘れ難い。

 白アスパラガスと云えば、今回の旅ではシーズンに早過ぎてお目に掛かることが出来なかった、残念。買って帰ることも出来ず、来月にでもベルンに行ければ(と云うのも、クレー・センターで「チュニジア旅行」展が開かれているからだが)、いつものマーケットで大量に買ってくることにしよう。

奥田雅子デッサウ 今回の旅行の要件は、桑沢デザイン・スクールを昨年卒業なさった奥田雅子さんが、卒業制作で発表した『やわらかバウハウス』(漫画とテキストを組み合わせたユニークなバウハウス論だ)という私家版の本をドイツ語訳して本家本元のデッサウ・バウハウス校舎に展示するプロジェクトで、それを観に行く目的だったのだが、デザインスクールの現役学生に行きたい人がいれば連れて行きますよ〜、と学内で声を掛けたところ、4人の学生が「行きたい、行きたい」と手を挙げ、結局私は、奥田雅子さんとそのパートナーAさんを案内する役割より、4人の学生を連れてのバウハウス・ツアーの引率に徹しなければならなかった。


 それなら仕方ない、彼らはヨーロッパは初めてなので、バウハウス施設の案内もさることながら、ヨーロッパの分相応社会つまり階級社会を知らせねばならないと思い、戦後日本社会が何故ダメになってしまったかを教えることだが、それを体験させることにした。3月19日ベルリン着、20日はバウハウス研究所を見学してからベルリン美術館島へ行って、ペルガモン博物館、ノイエ博物館(エジプトの女王ネフェルティティの像を久しぶりに観た)、夜はベルリン・ドイツ・オペラ『ドン・ジョヴァンニ』へ行った。

 ドン・ジョヴァンニは謂わば忠臣蔵であるから、物語の筋を知るために来ている人など誰もいない。変わった演出だった、ドン・ジョヴァンニが何人も舞台に現れ(むろん歌う歌手はひとりだが〉、稀代の悪党ジョヴァンニが現代の社会(人格化された)そのものだというメッセージだった。

 ドイツ旅行のことを詳細に書くつもりでキーボードを打ち始めたのだが、私は昨日の朝成田に帰って来て、今は広島にいる。旅が続いている。4月6日まで家に帰れない。アリョーシャ・クレーの家族と一緒に九州旅行をするためで、旅をしながら徐々にドイツの話を書くことにしよう。あ、そうそう、ようやく新著『パウル・クレー 地中海の旅』が書店に並んだ。これについても次回書くことにしよう。


 

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