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  • 2020.02.07 Friday
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二月堂

二月堂お手前

二月堂の茶会に参じた。

 二月堂の茶会とは、二重の意味がある。場所は言わずと知れた奈良・東大寺の二月堂。席主は連歌仲間の麹谷二月堂だった。高名なグラフィック・デザイナーで、今や欧州各地にショップ展開する「無印良品」を立ち上げたアート・ディレクター麹谷宏さん。呆れるような趣味人なのである。

 中村憂散を宗匠とし、われわれ伊藤瞬星・新藤新之介の三人で連歌を始めたのは平成13年4月のことで、翌14年6月に麹谷さんが連衆に加わった。奈良出身の彼にはもともと二月堂の俳号があった。以後われわれは麹谷先生を二月堂さんと呼ぶ習わしになっている。

 その二月堂さんが奈良・二月堂で茶会を開くという知らせを受け取ったのは先月半ばであったが、昨日と今日、それぞれに三席、延べ180人を招いた「立礼ワイン茶会」は早々に予約で一杯になった。

 ご覧のようなお手前で、普段の茶会とは様子がずいぶん違っている。二月堂さんの講話(?)が面白かった。ボジョレヌーボーを日本に広めた張本人でもある二月堂さんの茶会はいつもワイン茶会である。

二月堂ワイン だが今回の茶会開催の経緯は二月堂さんの面目躍如というか、ブルゴーニュの銘蔵元フランソワ・ラブノ、ジャック・フレデリック・ミュニエ、ジャン・グリヴォ、シモン・ビーズ、トロ・ボー、エチエンヌ・ソゼが来日、私には何のことかよく分からないが、東大寺にワインを献納した。茶会にはそれらのワインも供された。普段、近くのスーパーで買ってくる1本980円のバッタ物をテーブルワインにしている私には夢のような深い味わいの銘酒であった。



 道具立てが、これまた二月堂さんならではの懲りようで、茶杓はブルゴーニュ・ピノ・ノワールの枝をご本人が削り出して作ったもの、風炉、水指、茶碗、菓子点心の器もみな二月堂さんハンドメイド、すべてワインに由来するデザイン。花入に飾られていたのはその昔シルクロードを延々と伝えられた聖武天皇ご愛用「紺瑠璃坏」(むろんレプリカ。どう考えても正倉院からお借りすることは不可能であろう。だがレプリカといえども二月堂さん所蔵のこの器が、茶会発想の最初の動機であったらしい)。

 それにしても、昨日の奈良は初夏を思わせる気温となり、茶席から眺める満開の桜、東大寺境内の小院の向こうに大仏殿の大屋根が光って見えた。ほろ酔い加減で坂を下り、帰途、戒壇院の四天王を見学して脇道から町に降りた。大仏殿の参道は人波でとても歩けそうになかった。

二月堂



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